
鎌倉市稲村ケ崎に建つA様邸。
この家で大切にしたのは、山側に広がる景色を、暮らしの中へ自然に取り込むこと。
キッチンの先にはインナーバルコニーを設け、大きな開口を通して室内と外がひと続きに感じられるように計画しました。
料理をしているときも、食事をするときも、その先には稲村ケ崎の緑が広がります。
インナーバルコニーは、完全な室内でも屋外でもない中間の場所。天候や季節を感じながら、外の景色を身近に楽しめる居場所になっています。
室内には左官壁や木、アーチなど、自然の風景と馴染む素材ややわらかな曲線を取り入れました。
洗面やリビングからも緑が見えるよう、窓は単に光を入れるためではなく、その先に何が見えるのかまで考えて配置しています。
鎌倉の自然を背景として眺めるのではなく、毎日の暮らしの一部として取り込む。
土地が持つ景色を生かし、キッチン、リビング、インナーバルコニー、そして山の緑までを一つの空間としてつないだ、稲村ケ崎の注文住宅です。