

TEPEE HEARTは、鎌倉・七里ガ浜を拠点に、逗子・葉山など湘南の海と山のある地域で、注文住宅の設計・施工を行う工務店です。
海が近く、山や緑にも囲まれたこの地域には、この土地ならではの心地よさがあります。
一方で、家を建てるとなると、海からの潮風、高い湿度、結露やカビ、台風や大雨、強い日差し。
傾斜や高低差、地盤や土質、道路や建築資材の搬入条件など、土地ごとに考えなければならないことがあります。
同じ鎌倉でも海側と山側では環境が違い、逗子や葉山にもそれぞれの土地の特徴があります。
図面や数値だけでは分からない、風の通り方や光の入り方、空間の感じ方、周辺の緑や近隣の環境。
ときには、リスやハクビシンの居場所まで。
湘南の注文住宅に30年以上携わってきた経験を活かし、土地を読み、そこに住む人の暮らしから家を考える。
それがTEPEE HEARTの家づくりです。

湘南で家をつくるうえで、私たちが長く大切にしてきたことのひとつが、湿度との付き合い方です。
湿気をただ機械で取り除くのではなく、断熱・通気・換気を考えながら、漆喰やプラスター、無垢材、羊毛やセルロースファイバーなど、吸放湿する性質を持つ自然素材を適材適所に組み合わせる。
壁や天井、断熱材、窓、風の通り道まで家全体で考えることで、湿気や結露、カビをできるだけ抑え、海の近くでも一年を通して心地よく暮らせる住まいを目指しています。
それは性能のためだけではありません。
漆喰や無垢の木に囲まれた空間には、数値だけでは表せない、さらっとした空気や素材のやわらかな質感があります。
家そのものが呼吸するように、湿度を整え、人も自然に深呼吸できる。
TEPEE HEARTが考える「呼吸する家」は、湘南という土地で長く家づくりをしてきた経験から生まれた考え方です。

私たちは、ものづくりが好きです。
既製品を組み合わせるだけでは生まれない、質感や空気感があります。
漆喰の塗り壁、無垢材、天然石、タイル、アイアン、古材。
素材そのものが持つ表情を活かしながら、職人の手仕事で一つひとつ形にしていきます。
均一に整いすぎていない漆喰の表情。
年月とともに味わいを増していく無垢の木。
職人の手だからこそ生まれる、わずかな揺らぎや温かさ。
私たちが大切にしているのは、見た目だけを飾ることではなく、素材の本物感と、そこにいると心地よいと感じる空気をつくることです。
一方で、すべてを手仕事にすれば良いとも考えていません。
「この感じが好き」という感覚を大切にしたいところ。
メンテナンス性や使いやすさを優先して、シンプルな工業製品を選んだ方がいいところ。
そして、家づくりには当然予算があります。
だからこそ、住む方の好きなもの、暮らし方、価値観、そして予算まで一緒に考えながら、価値を削らず、無駄を削る。
どこにこだわり、どこをシンプルにするかまで、一緒に設計します。

素材やデザインを楽しむためにも、その土台となる構造や住宅性能は欠かせません。
TEPEE HEARTでは、耐震・断熱・通気・調湿など、完成すると見えなくなる部分まで大切にしています。
見た目だけを整えるのではなく、安心・安全・快適という住まいの基本の上に、素材、手仕事、造形、そして住む人らしさを重ねていく。
設計から施工、現場管理まで一貫して家づくりに向き合うのも、そのためです。
流行や決められたスタイルに暮らしを合わせるのではなく、その土地と、そこに住む人から、その家だけの答えを探していく。
好きなものに囲まれて、気づけば自然と深呼吸している。
そんな、その人だけの住まいを一緒につくりたいと考えています。