「いかに良いものを造るか」をコンセプトに考えた 私たちの標準仕様をご紹介させて頂きます。
紀州材の品質は、よじれのない素直な気質が特徴で、強度特性にすぐれた目の詰まった高樹齢材が中心です。
ここに刻まれた詳細な記録は、 まさに山長の森で育つ木々の1本1本の履歴書であり、紀州・山長材の証しでもあります。
湿気に触れる土台には油分が多く腐りづらいヒノキ、柱にはしなやかで揺れに粘り強い杉、 横架材には硬くたわみにくい松を厳選し日本古来の木造軸組在来工法で組み上げます。
基礎は立ち上がり・耐圧盤共に 150ミリ厚で、鉄筋は D13(太さ)、コンクリ強度は 24~27KN を 温度管理により調整し、養生期間を徹底しています。
耐力壁は筋交い工法を軸に構造用合板と耐震金物を組み合わせ現代の耐震環境の変化に対応させた工法です。 耐震等級 3 にも対応いたします。
床梁を910ミリ間隔で正方形に組み、構造用合板と一体化させ、水平方向の変形を考慮した工法です。
天井の断熱材には隙間のできにくい「セルロースファイバー」吹込み工法、壁の断熱材には間取り変更にも 対応しやすい「リサイクルウール」羊毛などがおすすめです。壁や天井の仕上げ材の漆喰やプラスターなど、呼吸する自然素材を組み合わせることにより調湿効果が期待できます。
国内外問わずガラス本体の性能は日々進化していますが、壁に接する枠の素材が結露と大きく関係します。 木製や樹脂などの熱を伝えにくい素材の中から、お好みのデザインや機能に応じてご提案させて頂きます。
テピーハートならではのオリジナル製作品をいくつかご紹介いたします。
オリジナルデザインを各分野の作家たちとの連携で製作した Rugged Parts です。
ウォールナットやヨーロピアンオークなどを使用したオリジナル木製ドアは
創業当初から思い入れの強いパーツの1つです。
無垢材ならではのトライ&エラーを繰り返し現在では樹種や両開きのバリエーションも増えました。
金属造形は鉄/ステンレス/アルミ。荒々しい古材から楽器職人による繊細な木工まで イメージに合わせ選抜チームが 1 つだけの Rugged Parts を製作いたします。
下地や素材を組み合わせることで、乾いた塗り壁の質感や天然石の
重厚感など、何々風ではなく洋書や海外のようなリアルな空気感が生まれます。
暗くなりがちな 1 階の内廊下をあえてトンネルと埋め込み照明で際立たせ、 ステンドからの光も優しく広がります。
曲線の壁や天井で光の陰影をコントロールすることで、広がりや視線を動線に誘導します。
ガラスの抜けと対比する重い壁、木と植物のアースカラーは季節により色彩の変化を楽しめます。
左官あそび
素材あそび
イメージを形にするなかでなお、こだわりが生まれてきます。