
湘南の海と山の気候から考えた、TEPEE HEARTの標準仕様。
鎌倉・逗子・葉山など、海と山が近い湘南の家づくりでは、耐震や断熱だけでなく、高い湿度や結露、潮風、台風など、この土地ならではの環境を考える必要があります。
TEPEE HEARTでは、耐震・断熱・通気・透湿・調湿をそれぞれ切り離すのではなく、住まい全体のバランスとして考えています。
許容応力度計算による耐震等級3、断熱等級6を目安とした断熱性能。さらに、漆喰や無垢材、羊毛・セルロースファイバーなどの素材と通気の仕組みを組み合わせ、湿気を溜め込みにくい「呼吸する家」をつくる。
デザインや素材を楽しむために、まず安心・安全・快適であること。
ここでは、湘南の注文住宅に30年以上携わってきた経験から考える、TEPEE HEARTの構造・性能・素材と、その理由をご紹介します。
「いかに良いものを造るか」をコンセプトに考えた 私たちの標準仕様をご紹介させて頂きます。
山長商店の紀州材は、一本一本の素性が明確で、強度特性にばらつきが少ないことが特徴です。
許容応力度計算との相性も良いため、主要構造材として採用しています。
長く安心して暮らせる家をつくるために、TEPEE HEARTでは完成すると見えなくなる構造部分を大切にしています。
構造材には、紀州・山長商店の国産材を採用。一本一本の木材の強度や含水率などを確認し、品質の確かな材料を選んでいます。
ここに刻まれた詳細な記録は、 まさに山長の森で育つ木々の1本1本の履歴書であり、紀州・山長材の証しでもあります。
土台には耐久性の高い桧、柱や梁・桁には構造計算に基づいて選定した杉などを使用します。
湿気に触れる土台には油分が多く腐りずらいヒノキ、柱にはしなやかで揺れに粘り強い杉、横架材は耐震等級3を確保し許容応力度計算に基づき配置しています。
また、すべての新築住宅で許容応力度計算による構造計算を行い、耐震等級3を標準としています。
デザインや大きな開口、吹き抜けなどを楽しみながらも、構造的な安全性を感覚だけで判断しないこと。
湘南の土地条件や建物ごとのプランに合わせ、一棟ごとに構造を確認しながら設計しています。
TEPEE HEARTでは、すべての新築住宅で許容応力度計算による構造計算を行い、耐震等級3を標準としています。
耐震性能は、壁の量だけで決まるものではありません。
基礎は立ち上がり・耐圧盤共に 150ミリ厚で、鉄筋は D13(太さ)、コンクリ強度は 24~27KN を 温度管理により調整し、養生期間を徹底しています。
柱や梁、耐力壁、床、接合部、基礎など、建物全体にかかる力を一棟ごとに計算し、それぞれのプランに必要な強度を確認します。
透湿性能に優れた耐力面材/筋交い工法/耐震金物を組み合わせ耐震性能3を標準としています。
大きな窓や吹き抜け、開放的なLDKなど、住む方が望む空間をできるだけ実現しながら、構造的な安全性を確保する
床梁を910ミリ間隔で正方形に組み、構造用合板と一体化させ、水平方向の変形を考慮した工法です。
完成すると見えなくなる部分だからこそ、感覚ではなく、計算と根拠を大切にしています。
海に近い鎌倉・逗子・葉山などの湘南では、冬の寒さや夏の暑さだけでなく、年間を通した湿度、結露やカビとの付き合い方も住まいの快適性を左右します。
快適さは、断熱材・通気層・調湿できる素材の組み合わせで成立します。のどれか一つで決まるものではありません。
TEPEE HEARTが考える断熱は、家をただ厚い断熱材で包むことではありません。
断熱・通気・透湿・調湿を住まい全体で考え、壁の中に湿気を溜め込みにくい構成をつくることを大切にしています。
さらに、壁体内の結露リスクについては透湿計算を行い、素材の組み合わせや通気層まで確認します。
湘南の気候を踏まえ、自然由来の繊維系断断熱材と透湿性の高い面材・通気工法との組み合わせで、
壁内の湿気を完全に遮断するのではなく、受け止め、溜め込まず、外へ逃がす構造を大切にしています。
壁には羊毛断熱材、屋根にはセルロースファイバーなど、吸放湿する性質を持つ自然由来の断熱材を適材適所に使用。
室内には漆喰や無垢材などの自然素材を取り入れ、壁の中から室内まで、湿度との付き合い方を考えます。
目指しているのは、ただ密閉する「魔法瓶」のような家ではなく、断熱性能を確保しながら、皮膚のように湿気と上手に付き合う家。
断熱等級6 (HEAT20 G2レベル)を目安としています。
それが、湘南で長く家づくりをしてきたTEPEE HEARTが考える「呼吸する家」です。
TEPEE HEARTの家づくりでは、既製品の中から選ぶだけではなく、その家、その空間のために必要なものをつくることがあります。
木、鉄、ステンレス、アルミ、ガラス、古材など、素材の持つ表情を活かしながら、職人や作家と一緒にオリジナルパーツを製作します。
玄関ドア、室内ドア、手摺、家具、照明、金物。
すべてをオリジナルにするのではなく、その家の空気を決めるところに手をかける。
それがTEPEE HEARTの「RUGGED PARTS」です。
TEPEE HEARTの家づくりには、大工だけでなく、左官、木工、鉄工、金属造形、ガラスなど、それぞれの素材を知る職人や作家が関わります。
オリジナルデザインを各分野の作家たちとの連携で製作した Rugged Parts です。
ウォールナットやヨーロピアンオークなどを使用したオリジナル木製ドアは
創業当初から思い入れの強いパーツの1つです。
無垢材ならではのトライ&エラーを繰り返し現在では樹種や両開きのバリエーションも増えました。
図面通りにつくるだけではなく、素材の表情や空間とのバランスを見ながら、一つひとつ形にしていく。
ウォールナットやヨーロピアンオークなどを使ったオリジナル木製ドアも、創業当初から大切にしてきたもののひとつです。
金属造形は鉄/ステンレス/アルミ。荒々しい古材から楽器職人による繊細な木工まで イメージに合わせ選抜チームが 1 つだけの Rugged Parts を製作いたします。
無垢材だからこそ起きる反りや動きとも向き合い、試行錯誤を重ねながら、樹種やデザイン、両開きなどのバリエーションを増やしてきました。
荒々しい鉄の表情から、楽器職人による繊細な木工まで。
TEPEE HEARTが大切にしているのは、スタイルの名前に家を当てはめることではありません。
漆喰の塗り壁、無垢の木、天然石、タイル、鉄、古材。
本物の素材を組み合わせ、光や陰影、曲線、壁の厚みまで考えることで、その場所にしかない質感と空気感をつくります。
下地や素材を組み合わせることで、乾いた塗り壁の質感や天然石の
重厚感など、何々風ではなく洋書や海外のようなリアルな空気感が生まれます。
暗くなりがちな 1 階の内廊下をあえてトンネルと埋め込み照明で際立たせ、 ステンドからの光も優しく広がります。
暗くなりがちな場所をあえてトンネルのような空間にしたり、壁や天井に曲線をつくり、光の陰影で視線や動線を導いたり。
曲線の壁や天井で光の陰影をコントロールすることで、広がりや視線を動線に誘導します。
既製品だけではつくれない部分を、現場で考え、職人の手で納めていく。
それがTEPEE HEARTの造作です。
家づくりの始まりは、必ずしも間取りや性能の話だけではありません。
旅先で見た建物、洋書の一枚、アート、家具、音楽、植物、古いもの。
「この感じが好き」という感覚の中に、その人らしい家をつくるヒントがあります。
ガラスの抜けと対比する重い壁、木と植物のアースカラーは季節により色彩の変化を楽しめます。
ガラス越しに抜ける景色と重い壁の対比。
木や植物がつくるアースカラー。
季節によって変わる光や色。
左官あそび
左官のわずかな揺らぎや、異なる素材を組み合わせる面白さ。
素材あそび
イメージを形にするなかでなお、こだわりが生まれてきます。
最初からすべてを決めるのではなく、つくりながら生まれてくるアイデアや、新しく見つかるこだわりも大切にしています。
それが、一軒一軒違うTEPEE HEARTの家づくりです。